既成概念を超えたところに革新(イノベーション)が生まれる

-若い力に日本の未来を託すことは、本当はとても重要なことなのだ-

株式会社キーメイト渡辺商事
代表取締役 渡辺 隆

 現在の日本は、自然災害(地震・台風・竜巻・突風・ゲリラ豪雨等)に対する早急な対策や1,000兆円を超える国としての借金問題(消費税のアップ等)、また少子高齢化による地方創生問題、そしてTPP(環太平洋経済連携協定)による国内の第一次産業(農業・漁業・林業・牧畜業等)の保護あるいは活性化の問題等々本当に数多くの重要な案件を抱えていることはすでに周知のとおりです。

その様な中で「公職選挙法」の一部が改正になり、選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられることになりました。まさに今年は歴史的に見ても重要な一年になった訳なのであります。どちらかと言うと、今迄政治に対し無関心であった若い世代にも大きな刺激となり、自分達の未来に対し興味を持ち、自分達の想いを一票に託そうとすることは大いに歓迎すべき事ではないかと思うのです。

こんな閉塞的な時代だからこそ「既成概念」にとらわれることなく、新しい発想で自分達のいや日本の未来を切り開いてくれるのではないかと秘かに期待しているところです。とかく人間は「既成概念」の中で生きている訳で、中高年の人間ほどその様な状況にどっぷりと浸ってしまっている訳なのです。
しかし反面、若者の方がその期間が短い分だけ革新(イノベーション)を起こしやすい環境にあると言えるのかもしれません。もとより革新(イノベーション)とは、「既成概念」を超えたところに存在すると言われているからです。

だからこそ、そんな若者達に日本の未来をまかせてみるのもよいのではないでしょうか。その昔江戸時代に幕を引き、明治維新の立役者となった若き志士達のように、行き詰まった現在の日本を、もう一度元気な日本に変えてくれる第一歩になるかもしれません。だからこそ若者達は日本という国の底力を信じ、自信と誇りを持ってグローバルな世界に挑んでいけば、きっと今よりさらに素晴しい日本を築き上げてくれるであろうと確信したい気持でいっぱいです。
既成概念を超えたところに革新(イノベーション)が生まれる